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擦り込み捺染 (かすり付き)

2011年02月24日 10:29

ようやく色をつける工程までやってきました。

前工程「墨つけ」で、しるしをしたところに「擦り込み捺染」という独特の方法で染色してゆきます。


パイプ状のものの中に染料が入っています。パイプの上部はさんかくの山形になっていて、小さな穴が無数に開いています。

糸を下に押し付けることによって、パイプの穴から染料が糸に吸い上げられて染色されます。


ブログ用画像 053

このとき写真のように、押し当てながら、束ねた糸を転がす様に色を擦り込んでゆきます。

細く染めるところ、太くそめるところ、全て手かげん次第です。



染めたところは「こば定規」をあてて、色を確認します。

ブログ用画像 058


糸だけ見ていてもどのような模様になるのかは全く分かりません。


ブログ用画像 052

ブログ用画像 057



この柄の配色を変えた絣はどんな感じに出来上がるか楽しみです。

こば定規 1

絣の墨付け

2011年02月14日 10:24

昨年12月に創り始めた「つなぎ糸」の絣がようやく「墨付け」の工程まできました。

「墨付け」とは、糸に色をつけていく際に、染める部分と染める色を「こば定規」に

合わせながらしるしを付けてゆく作業工程です。


編集_ブログ用画像 001

ブログ用画像 036

こば定規を一枚一枚当てながらの細かい作業はとても根気の要る仕事です。

この墨付けが正確でないと、どれだけきれいに色をつけても、

織り上げてゆく時にかすり模様がくずれてしまいます。

たいへん重要な工程です。

ブログ用画像 038

今回の場合、こば定規に合わせながら「墨付け」をしていく糸の長さ、約106メートル。

この工程が終わると、「擦り込み捺染」といわれる小千谷独特の色付け工程です。




よこのべ

2011年01月28日 16:00

連日の大雪で道路には高い雪の塀ができてしまいました。

ブログ用画像 031

狭い小路ともなると、積もった雪と屋根から下ろした雪でてんこもり状態です。

ブログ用画像 033



今回は昨年12月24日のブログ「つなぎ糸」のつづきになります。
「よこのべ」という工程を紹介します。

まず、よこ糸で使う絹真綿糸をこのような道具に巻きつけます。

ブログ用画像 029

この糸をかすりの柄の幅寸法と打ち込み( よこ糸の密度 )を算出し、その長さ分に整えてゆきます。
この場合、約100本の束になるようしてゆきます。

ブログ用画像 025
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ブログ用画像 027
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このように、木枠のドラムにまきとり、最後に今度は手で巻いてゆき
直径約20cmくらいの玉にします。

ブログ用画像 028


ここまでが「よこのべ」です。

次はこれをかすりの職人さんのところへもってゆき「かすり付け」の工程に入ります。

草木染

2011年01月14日 14:54

今朝の小国町です。

ブログ用画像 018

ブログ用画像 019

朝方かなり冷え込んで天気もよかったせいで、とてもきれいな雪景色を見ることができました。




先日あるお客様から、「さくら」で染めた糸だけで織り上げた紬をつくって欲しいというご依頼がありました。

ということで、今回は草木染です。


日本の春をあわ~いピンクで彩る「さくら」。


その桜の枝などを細かくチップ状にしたものを煮出し、色素を含んだ染液をつくっていきます。

ブログ用画像 014


染液だけを取り出し、その中に生糸と絹真綿糸を入れ、熱を加えながら色素を糸に吸収させていきます。

ブログ用画像 016

ブログ用画像 015

この段階ではまだうっすらとベージュっぽく染まっただけです。


これをある媒染剤に浸していきます。

ブログ用画像 017


この工程を繰り返していくと、きれいなピンクベージュに染まり上がりました。

ブログ用画像 021

このように手作業にてつくってゆく草木染めはとてもやさしい色になります。

今回は糸染めのほんの一工程を紹介させていただきました。

明けましておめでとうございます

2011年01月05日 10:46

明けましておめでとうございます。

年末から年明けにかけて大雪の予報が出ていたのですが、あいにく豪雪地帯の
ここ小国町ではまだ、80cmくらいしか積もっていません。
まだまだこれからが本番。
今シーズンはどれくらい降るのかなぁ・・・。

雪景色


さて、今年もとことんに「こだわったものづくり」を追求しながら
新しい商品開発に どんどんチャレンジしていきたいと思います。

ということで、今年の一発目 !

栗繭 (くりまゆ) の糸をつかって男物の角帯を創ってみます。

栗繭とは、栗の葉などをおもに食べる虫がつくる繭のことです。 正式には 「樟蚕 (くすさん)」 といいます。

栗繭 

 この栗繭だけで糸をつくると、こんな糸になります。 分類上、 になります。

栗繭糸

すこしサラッとしてざらっとした独特の手触りです。そしてなんといっても、天然の素朴で味わい深いこの茶色が特徴です。
唯一、栗繭でしか表現できない感触と色合いです。

この天然の色と風合いを存分に生かし、他の糸と組み合わせておしゃれな角帯をつくってみます。

濃い地のきものにはちょっと渋めにダンディーに、うすい地のきものには
上品にあわせていただけるような無地感じの帯にしたいと思います。

せっかくきものを着るのですから、男性の方々ももっともっとこだわってオシャレを楽しんで
いただきたいですし、私もそうありたいと思っています。

2~3ヵ月後、出来上がりましたらまたブログで紹介致します。




ちなみにこちらは、よこに栗繭の糸を織り込んだ八寸の名古屋帯です。
素朴な色合いと、少しかすれたやさしい市松模様が和をかもしだす人気の商品です。

栗繭八寸帯


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